director's voice

羽生直記さん(鍛金)

突然ですが、日本テレビの本社ビルにある
「宮崎駿デザインの日テレ大時計」って、知っていますか?
あの金属の一部は、今日ご紹介する羽生直記さんも加わって、
トントン、トントン叩いて作り上げたもの。
そう、羽生さんのお仕事は鍛金なのです。

Q
羽生さんは、「工房からの風」にどのような作品を出品されますか?

A
金属素材 主に鉄を用いて、くらしのなかに入り込めるような道具を出品します。
熱したり、叩いたり、つなげたり、切ったり、眺めたり、悩んだり
そんな繰り返しのなかからできる、そんな繰り返しだからこそできるカタチを
観ていただけたらと思います。 

照明具に今回は特に力を注いだという羽生さん。
ほかに鍋類、燭台、花入れなど、キッチンや、インテリアの
アクセントになる作品がいろいろ出品されそうです。
「小さな暮らしの空間を作りたい」
そんな願いのこもったテントです。

そして、羽生さんの金属のお仕事、建築関係にも広がっていくといいですね。

Q
羽生さんにとって、「工房からの風」って、どんな風ですか?

A
見に来た時に感じた ゆったりとした気持ちで過ごせる心地よい風。
出品している作家さん、スタッフの方々、そしてお客さんが
一緒になってつくりだすものなのだと思いました。

いつも温厚な羽生さんは、きっと焦らずじっくりとした時間が好きなのですね。
工房からの風は、みんなの本気の集積みたいな風ですけれど、
きゅうきゅうとしていなくって、どこかほんわかとした空気であり続けたいですね。

Q
羽生さんは、小学生のころ、何になりたかったのでしょうか?

A
卒業アルバムには、社長とありました。
そのころのわたしには、一番自由なイメージだったのかもしれません。

大濱由惠さんの空手家に匹敵する、ご本人とのギャップが!
でも、自由を小学生の時から求めていたって、なんだかオトナですね。

羽生直記さんのブログはこちらになります。 → 

出展場所は、ニッケ鎮守の杜、土壁の「gallryらふと」の脇。
照明具も一部灯して展示しています。
隣には大きな桜の木、その隣には、橋村野美知さんのガラスのゾーンが並んでいます。